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水産業の後継者不足に女性が貢献 漁業=男性というイメージを払拭 ブランドサバの養殖場 鳥取県

2024年3月8日 19:11
水産業の後継者不足に女性が貢献 漁業=男性というイメージを払拭 ブランドサバの養殖場 鳥取県

3月8日は「サバの日」。そんな中、鳥取県岩美町の網代漁港のすぐそばにある陸上養殖センターでは、ブランドサバ「お嬢サバ」と「さばみちゃん」の出荷が行われていました。

養殖に使われているのは、地下海水。水温が安定していて、更に地中でろ過されるため、寄生虫などが入りこむリスクが低いといいます。また、お嬢サバには、魚の粉、ビタミン、穀物などが混ざったお嬢サバ専用のエサを与えているのに対し、さばみちゃんには地元にある飲料の工場で出た柚子の搾りかすを粉末状にしたものや、農園で廃棄になるはずだった野菜を使用しているのです。

包丁で締めて血抜きをしてから出荷される、鮮度の良いサバ。3月8日も鳥取市内の飲食店が仕入れに訪れていました。

山田屋 松本みゆきさん
「安心して食べられるところがすごく良いと思っています。お嬢サバ目当てでおいでになられるお客様もいらっしゃいますので」

寄生虫のリスクも少ないため、サバ料理の中では珍しく、お造りとして提供されることも多いそうです。

北村晏乃 記者
「それではお嬢サバいただきます。新鮮なので歯ごたえがぷりぷりです。生臭さは全くなく、脂ものっています」

一方、全国的に抱えているのが、水産業の後継者不足。こちらの養殖場では、新たな未来を見据えていました。

タシマボーリング 田島大介 社長
「女性の作り上げる水産業というものを構築することで、永続的に続けられる水産業が作られるんじゃないかなということで女性活躍の養殖場として取り組んでいます」

こちらの養殖場では現在3名の女性スタッフが働いていて、漁業イコール男性というイメージを払拭し、担い手を増やしたいと話します。

橋尾佳那さん
「初めての経験なので、学びながらやらせてもらっています。女性でもできる仕事はあるよって伝えていけたらと思います」

生で食べられる新鮮なサバのように、新たな取り組みを続ける養殖場のこれからに期待が高まります。

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