香港メディアが鳥取を視察 10月末の米子-香港をつなぐ定期便就航に合わせて動画を配信 東京や大阪の都会とは違った違う日本の一面を発信へ 鳥取県米子市
10月末に就航する米子-香港をつなぐ定期便。これに合わせて鳥取の魅力をPRしようと香港メディアが県内を視察しました。
10月27日から就航する予定の米子-香港定期便。定員は188人で運航は週3往復。山陰のさらなる国際化に向けて期待が広がっています。
そうした中、10月11日に鳥取県智頭町を訪れていたのは、香港メディアで記者をするフィオナ・ホーさんとカメラマンのヘンリー・チャンさんです。動画配信サイト・ユーチューブで香港の生活などを配信していて、その登録者数は50万人越え。定期便就航を前に県内の魅力を台湾の人に広く発信しようと鳥取県が依頼し、11日に取材に訪れました。
午前は自然の中で保育を行う「森のようちえん」を取材。日本と同じく人口減少が課題となっているという香港。そこで鳥取の自然を生かした子育て政策に関心があるのではと、取材先に選んだのです。
香港メディア フィオナ・ホーさん
「都会の香港出身の方たちから見たら、子どもたちが自由に森の中で遊ぶことが想像できなかったので、今回来られて刺激を受けています」
今回の取材では、まずは「鳥取のことを知ってもらう」ためにこうした新たな一面を動画にしたいといいます。また、午後には日本の原風景が楽しめる「みたき園」を訪問。
みたき園の従業員
「囲炉裏の灰で食べてもらうわらびだったり、お餅にあくをあわせる。灰も全部材料になります」
秋らしい風景と共に、日本食文化を堪能していました。
香港メディア フィオナ・ホーさん
「ここの料理、ここの環境は日頃生活のペースが速い香港からリラックスできる環境だと考えています。旅行でよく行く東京や大阪の都会とは違った、日本の別の一面を示すことができると思います」
鳥取県国際観光課 ライ・ホーイーさん
「今までとは違った切り口、観光や食以外の切り口として鳥取のもう一面を香港の皆さんにアピールしたいと思います」
香港メディアの2人は、10月15日まで鳥取県内の観光地を中心に取材し、就航に合わせてユーチューブで動画を配信するということです。