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国立大学医学部の附属病院として全国初の取り組み 鳥大医学部付属病院に「児童・思春期病床」が新設 不登校や家庭問題などにより心に悩みを抱える19歳以下の子どもたちが対象 鳥取県米子市

2025年3月28日 8:30
国立大学医学部の附属病院として全国初の取り組み 鳥大医学部付属病院に「児童・思春期病床」が新設 不登校や家庭問題などにより心に悩みを抱える19歳以下の子どもたちが対象 鳥取県米子市

不登校や家庭問題などにより心に悩みを抱える児童・生徒に対応する児童・思春期病床が、鳥取県米子市の鳥取大学医学部附属病院に新設されました。

鳥取大学医学部附属病院の児童・思春期病床は、心に悩みを抱える19歳以下の子どもたちを対象とした入院治療を専用に行う病床です。

鳥取大学医学部 岩田正明 教授
「発達段階において、子どもが持っている精神状態は刻一刻と変わってきます。追い込まないような空間をつくっていきたい」

3月28日は、4月1日から運用が始まる思春期病床の概要などが説明されました。病状がだんだん良くなることなどを願い愛称は「だんだん村」。

個室6部屋のほか、談話室、学習室、面談室を整備、医師や看護婦のほか、専従の公認心理師や精神保健福祉士で支援体制を構築しています。この病床では、原則スマートフォンは持ち込まず、入院患者同士が一緒に対話をしたり美術を楽しんだりして心のケアにも取り組むということです。

鳥取大学医学部 岩田正明 教授
「本当に今は、情報化社会であったり、どういう道で生きていけば良いか難しい。この空間ではそういうデバイスと離れて人との中でどうなっていきたいかという空間でやっていきたい」

国立大学医学部の附属病院としては、全国初の取り組みになるこの思春期病床は、県内の児童相談所や児童養護施設とも連携して子どもと親の心のサポートも行うことになっています。

最終更新日:2025年3月28日 8:51
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