松葉ガニ20匹、ベニズワイガニ30匹を調理! 高校生が地元で水揚げされたカニをつかった調理実習 カニ尽くしの豪華料理5品を調理 鳥取県境港市
港まちならではの貴重な体験となりました。鳥取県境港市では1月12日、高校生たちが地元で水揚げされた松葉ガニなどを使った調理実習を行いました。
用意されたのは、境港で水揚げされた生きのいい松葉ガニ20匹とベニズワイガニ30匹です。この調理実習は、境港総合技術高校が生徒に地元の水産物をよりおいしく食べてもらい普及につなげようと毎年この時期に行っています。
12日は、食品・ビジネス科の3年生24人が参加し「境港ベニガニ有志の会」のメンバーを講師にカニの調理に取り組みました。メニューは、カニのボイルや揚げガニ、カニの甲羅茶わん蒸しなど5品目。生徒たちは、慣れない手つきながらカニをさばいたり身を取り出したりしていました。
調理した生徒
「(カニを)割る時に力がけっこう要るので、そこが大変でした。良い体験 でとても楽しかったです」
「(カニを)いろいろな方に食べてもらいたいし、このカニを食べることで鳥取の良さを知ってもらう機会が増えるんじゃないかと」
境港ベニガニ有志の会 濱野政和会長
「鮮度の良いカニが比較的手に入りやすい地元なので境港だからこそ、専門学校だからこそ(調理の)やり方があると思うのでその子達の未来を応援します」
調理開始から約1時間半、カニ尽くしの豪華料理が完成し、さっそく生徒たちが試食しました。
試食した生徒
「とてもおいしかったです。就職先が包丁とか使ったりするので(カニ実習が)それに活かせたらと」
「おいしいです。カニが獲れるところは限られているので貴重な経験だなと」
10年以上続けられているこのカニ調理実習。この春、学び舎を後にする3年生にとっては総まとめの実習でもあり、改めて有意義で貴重な体験となっているようでした。