12月17日、島根県安来市の清水寺では、古いお守りや縁起物などを納める恒例の「大梵焼祭」が行なわれました。

「厄払いの寺」として知られる安来市の清水寺では、毎年、古い縁起物などを焚き上げる年送り行事「大梵焼祭」を行っています。「大梵焼祭」では、僧侶によって、厄払いの矢が空へと放たれたあと、持参した古いお守りなどの縁起物が納められた護摩壇に、火がつけられました。瞬く間に炎が上り、白い煙に包まれると、参拝者は手を合わせながら、この1年の感謝と新しい年の無病息災や家内安全などを祈っていました。

参拝者
「きのう(12月16日)まで暖かかったので今日(12月17日)はちょっと寒くてびっくりしました」

参拝者
「毎年、家内安全を祈っています。久しぶりにこんなに降りましたね。雪の中の参加は初めてです」

行事では、参拝者の願いが書かれた護摩木が次々に炎の中に、投げ入れられ、会場は雪が降るなかでも暖かな空気に包まれていました。