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牛乳をたくさん飲むと血圧が低い!? 「リン」が関与している可能性も 弘前大学と雪印メグミルクが発表

2025年1月29日 18:43
牛乳をたくさん飲むと血圧が低い!? 「リン」が関与している可能性も 弘前大学と雪印メグミルクが発表

弘前大学の岩木健診の健康ビッグデータから新しい研究成果が発表されました。
牛乳やヨーグルトなど乳製品を多く取る人は収縮期血圧、いわゆる「上の血圧」が低いことが示されました。

研究成果は弘前大学と雪印メグミルクが共同で設置した「ミルク栄養学研究講座」が国際的な学術誌で発表しました。
解析したのは2015年の岩木健診1,071人のビッグデータです。
牛乳や乳飲料、それに乳製品の摂取量が多い人は収縮期血圧、いわゆる「上の血圧」が低いことが示されました。
たくさん飲んでいる人ほどより血圧が低いということです。
研究では牛乳にたくさん含まれている「リン」が関与していることが示唆されたということでメカニズムに迫ったことが新しいということです。

★雪印メグミルク 河田大輔 研究員
「東北地方の方は塩分摂取量が高いということがよく言われていますし 実際高血圧の方が多いと言われていますので ウェルビーイング 健康にも貢献できる成果が出すことができたと思っているのでうれしく思っています」

★弘前大学COIネクスト拠点長 村下公一 教授
「牛乳とか乳製品を摂取することが血圧に対して良い効果をもたらすということが今回明らかになりましたから 県民の皆さんにとってもひじょうに役に立つ良い情報だと思います」

今後は牛乳と血圧の因果関係をより研究で明らかにしていきたいとしています。

最終更新日:2025年1月29日 19:20
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