弘前公園近くの「ニューキャッスル」落札へ マンション用地に地元の反応は? 青森県弘前市
競売にかけられていた弘前市のホテルニューキャッスルの土地と建物を五所川原市の不動産会社が落札しました。
地元からは活性化につなげて欲しいと期待する声が聞かれました。
競売にかけられたのは弘前市のホテルニューキャッスルの土地およそ3,273平方メートルと地上10階、地下1階の建物です。
入札が今月5日から12日に行われ五所川原市の不動産業「竹内興業」が935万円で落札しました。
ニューキャッスルは去年3月に経営破たんし土地と建物の買い手がつかないまま、破産管財人が財産放棄をして競売の手続きに移っていました。
竹内興業は来年夏ごろに建物を解体して、マンション用地にする予定だということです。
★竹内興業 竹内宏人社長
「公園の近くだし岩木山が見えるし、地元の方地域の方々と共にというかたちの中で計画は考えています」
建物は桜の名所として知られる弘前公園に近い市の中心部にあります。
地元からは地域の活性化につなげてほしいと期待する声が聞かれました。
★弘前商工会議所 今井高志会頭
「一等地にある場所ですので、なんとか経済の活性化につながるような建物になっていただければありがたいと思います」
★弘前市 櫻田宏市長
「場所的なことも考えると活用されていくことということが大事ですので、何かしらの支援というのも市としては今後検討していかなければいけないなという風に思っています」
ニューキャッスルはこのあと問題がなければ来月10日に売却が決定されます。