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【速報】使用済み核燃料を収納した専用容器 中間貯蔵施設に輸送が完了 国内初の一時保管へ  青森県むつ市

2024年9月26日 17:10
【速報】使用済み核燃料を収納した専用容器 中間貯蔵施設に輸送が完了 国内初の一時保管へ  青森県むつ市

リサイクル燃料貯蔵(RFS)は、東京電力柏崎刈羽原発から使用済み燃料69体を収納した金属製の専用容器1基の輸送が完了したと発表しました。
輸送船はきょう午前8時10分むつ市の港に接岸し、専用容器は午後4時25分に貯蔵建屋に到着したということです。

リサイクル燃料貯蔵の高橋泰成社長のコメントは以下の通りです。

「本日、リサイクル燃料備蓄センターにおいて、東京電力ホールディングス株式会社柏崎刈羽原子力発電所から輸送されたた金属キャスク1基を受け入れることができました。
作業が安全に終了しましたことを、まずは地域の皆様にご報告申し上げます。
また、このたびの輸送に際しましては、青森県およびむつ市をはじめ、周辺自治体や警備ご当局、ならびに発電所からの搬出・輸送・備蓄センターへの受け入れ作業に携われた関係者の皆様に対しまして、心より御礼申し上げます。
弊社はこの後、運び込まれた金属キャスクに対して、最終の使用前事業者検査を行い、その内容を国に確認頂き、使用前確認証の受領により、事業開始となります。
引き続き、安全を第一に取り組んでまいります。」


港の外では、搬入に反対するおよそ60人が参加して抗議集会を開き、シュプレヒコールを上げました。
集会では「核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会」や「核の中間貯蔵施設はいらない!下北の会」など、複数の団体の代表が次々と
、行き先のない使用済み核燃料が永久貯蔵になる恐れがあると訴えました。
その上で、抗議のアピールのため中間貯蔵施設のゲート前まで行進して、搬入反対を訴えていました。

★核の中間貯蔵施設はいらない!下北の会 中嶋寿樹 さん
「とても残念ですね 悔しいですよね 20何年強いろいろやってきて、ここで成し遂げられなかったことがざんねんで悔やまれます」

★核の中間貯蔵施設はいらない!下北の会 野坂庸子 代表
「私たちにとってはとても残念ですが、これはもう国の政策にもう押されてしまったというところですかね でも私たちは
これであきらめると言うことではなくて、まだまだずっと見守り続ける、そして疑問なところはどんどん言っていく、そのことは続けていきます」
「将来において、むつにこのまま置かれるのではないかという懸念は、やっぱり心配なところですね」



むつ市の山本知也市長のコメントは以下の通り。
「本日、一連の作業が無事に完了したと報告を受けております。
県及び当市の職員も立ち入り調査及び環境放射線測定に立ち会っており、周辺環境への影響がないことが確認されております。
今後の貯蔵に向けても、安全確保を第一として着実に進めていただきたいと思います。」

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