冬の味覚・ハタハタ漁で水揚げ「1匹」 推定資源量回復せず今年も不漁か
漁獲量が減少傾向にある冬の味覚ハタハタです。
水揚げが鯵ヶ沢町で始まる時期ですが大幅な回復は今年も見込めない状況です。
日本海では毎年この時期に行われるハタハタ漁。
けさ鯵ヶ沢漁港では1隻の船が沖に出ましたが漁の結果は…。
★漁師 埓見渉太さん
「きょうは見ての通り1匹です」
ハタハタはメスがわずかに1匹。
ハタハタの不漁が続いている状況に漁師たちも力を落としていました。
★漁師 埓見渉太さん
「全然だめですねやっぱり」
県産業技術センター水産総合研究所によりますと、昨シーズン県内で漁獲対象のハタハタの量は404トンと推計されていましたが漁獲量のほとんどを占める日本海側では35トンと2000年以降で最も少なくなりました。
今シーズンの推計は259トンと昨シーズンをさらに36%下回り、大幅な回復は見込めない状況です。
これからの冬本番、漁師たちは少しでもハタハタの水揚げが増えることを願っています。