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青森県×ビームスジャパン インバウンド向けの新しいお土産を

2025年1月29日 18:53
青森県×ビームスジャパン インバウンド向けの新しいお土産を

インバウンド向けの新しいお土産です。
中国の春節が始まり多くの外国人客が日本を訪れるなか、人気セレクトショップと青森の職人が手がけたお土産が話題になっています。

日本の良さや面白さを世界に発信する「ビームスジャパン」。
都内にあるこちらのお店のお客さんのおよそ8割が外国人です。
春節を迎え中国などからの観光客も増えるこの時期に合わせ「ビームスジャパン」新宿店には青森の職人と共同で開発したインバウンド向けの新商品が並んでいます。

津軽塗りが施された和盆やワインクーラー、コースターです。
津軽塗りのカット技術と再利用した漆材を合わせた地球に優しい商品で実用的な贈り物です。

こちらは青森の伝統工芸津軽裂織で作られたトートバッグ。
裂織は雪国で家族が寒い冬を温かく過ごせるようにとの思いで織られた布が起源。
「家族」をテーマに親子や恋人がおそろいで使えるデザインになっています。

こちらのユニークな形をした商品は五戸木工のすべて木で作られたカプセルトイマシン「ウッドぽん」です。
青森ヒバなどの天然木を使用していて、なめらかな仕上がりは職人の技術のたまものです。
カプセルを開けるとおみくじが。春節にもぴったりの運試しです。

★中国からのお客さん
「いつも100円とかでできるものですよね 伝統的な木製のカプセルってとっても面白いです」

今回のインバウンド向けの新商品開発は県がビームスジャパンなどに協力を依頼して行われたもので今回で5回目となります。

★ビームスジャパン 鈴木修司 ディレクター
「青森の伝統工芸や特産品ってかなり日本全国の中でみても特徴的なんですよね 外国の人って間違いなく知らないモノばかりなのでその特徴を強調したような商品企画をアドバイスしました」

豊盃の銘柄で知られる弘前市の三浦酒造は津軽塗りのとっくりやおちょこ、お膳をセットで販売しています。
お酒を温めて飲む「熱燗」は日本独自の文化で、海外の人にも日本酒を温めて飲んでみてほしいという想いが込められています。

★三浦酒造 三浦剛史 社長
「日本酒という今ユネスコの文化遺産にも選ばれたということもありまして 日本酒というものを全世界の方々に飲んでもらいたいですね」

★試飲したお客さん
「SAKE?乾杯! おいしい おいしい」

南部裂織保存会では使わなくなった着物を裂いて糸にしてから織った伝統的な格子柄のこたつがけやタペストリーなどを販売しています。

★南部裂織保存会 大橋陽子さん
「やっぱり伝統的なものを押し出して見ていただいた方が海外の方にも楽しんじゃないかなと思いまして 特にこういう小さいミニサイズのこたつ掛けは新しくできたんですけど作る方も楽しんで作ってこまやかなところまで凝って作りました」

そしてこちらは青森のブナ森の恵みを活かした『ブナコ』の商品です。
祭りをイメージした提灯ランプと・・・こちらは日本人の伝統的な座り方「正座」をサポートする椅子です。
青森の四季をイメージした色づかいで、座面は柔らかく少し高めにすることで長時間座っても疲れない工夫を施しています。

★ブナコ 里見杉子さん
「茶道ですとか書道ですとか日本の文化にチャレンジしたいだけれど正座が不慣れであったり正座が苦手であったりそういった方のために正座をサポートするいすということで商品を作りました」

青森県とビームスジャパンの商品開発。
県内の自然、文化、そして職人の想いが詰まった商品は、青森の魅力を世界へ届けます。

最終更新日:2025年1月30日 12:00
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