土抗墓「幅短く特定できる可能性出てきた」世界遺産・三内丸山遺跡で行われた今年度の発掘調査結果を報告
青森市の三内丸山遺跡で今年度行われた発掘調査の結果が報告されました。
調査結果は青森市で行われた発掘調査委員会で報告されました。
今年度はこれまで発掘された遺物のうち遺跡西側で見つかった土坑墓と呼ばれる墓8基などを詳しく調べました。
その結果、8基のうち1基は埋まっていた断層の分析などから、およそ5100年前から4400年前の中期前葉から後葉のものと推定されることがわかりました。
★三内丸山遺跡センター 岡田康博所長
「今年度は墓の調査をしてきたがお墓の構造のほか時代も、これまでわかっていた(中期)よりももう少し時間幅を短く時代を特定できる可能性が出てきた」
発掘調査委員会は縄文時代の文化を解明するため来年度も土坑墓の時期や構造などを詳しく調べます。