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【速報】青森市2人殺傷の男に懲役28年を求刑 弁護側は中止未遂成立を主張  青森地方裁判所の裁判員裁判

2024年10月9日 12:09
【速報】青森市2人殺傷の男に懲役28年を求刑 弁護側は中止未遂成立を主張  青森地方裁判所の裁判員裁判

去年5月青森市のアパートで男性2人をナイフで殺傷し、殺人と殺人未遂の罪に問われている男の裁判員裁判で、検察は男に懲役28年を求刑しました。
起訴内容によりますと、青森市の無職 船水公慈被告52歳は、去年5月自分が住むアパートの敷地内で、当時68歳の男性の左首をナイフで突き刺すなどして殺害したうえ、隣の部屋に住む当時69歳の男性の首などを切りつけて殺害しようとした、殺人と殺人未遂の罪に問われています。
これまでの審理で船水被告は「糖尿病の進行による失明への恐怖から逃れるため、2人を殺害し死刑になろうと考えた」と、動機を明らかにしていました。
今日の裁判で検察側は、争点の殺人未遂被害者への中止未遂は成立しないとした上で、「動機は身勝手極まりない願望で、犯行態様は強固な殺意に基づく残忍なもの」と指摘し、懲役28年を求刑しました。
一方、弁護側は命乞いをうけて、自らの意思でとどめを刺すことをやめ、中止未遂は成立するとして、懲役12年以下の判決を求めました。
判決は今月28日に言い渡されます。

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