太平洋でとれるクロマグロの資源管理を話し合う国際会議がきのう閉幕し、大型のマグロの漁獲枠をこれまでの1.5倍とするほか小型についても漁獲枠を増やすことで合意しました。

今月10日から北海道釧路市で開かれていた国際会議には日本、アメリカ、韓国、など合わせて16の国と地域が参加していてきのう閉幕しました。会議では日本の近海を含めた中西部の太平洋でのクロマグロの漁獲枠について30キロ以上の大型でこれまでの1.5倍、30キロ未満の小型は1.1倍に増やすことで合意したということです。これによって日本の漁獲枠は大型でおよそ2800トン小型でおよそ400トン現行から増えることになります。ただ2021年に起きた大間マグロの不正漁獲問題も影を落とし、日本の要求通りの増枠とはなりませんでした。合意内容は12月に正式決定し来年にも適用される見通しです。