青森県内に住む男性から「結納金」名目で500万円を騙し取った疑いで逮捕された男が、同じような手口で別の男性からも300万円をだまし取った疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは本籍福岡県筑紫野市　住所不定無職の吉﨑英一容疑者40歳と、東京都荒川区町屋3丁目の会社員　河野佑華容疑者27歳です。
野辺地警察署と県警捜査第二課によりますと、2人は共謀の上、おととし10月16日と18日の2回にわたり飲食店で東京都板橋区の48歳の男性会社員から、女と結婚するための「結納金」名目で現金合わせて300万円をだまし取った詐欺の疑いが持たれています。
2人は架空の女とその兄を名乗り、オンラインゲームで知り合った男性とSNSでやりとりし、「女と結婚するには500万円の結納金を収める必要がある。200万円は女が負担するため300万円を支払う必要がある」と嘘を言い信じさせたということです。

警察によりますと吉﨑容疑者は六ケ所村の会社員男性から同様の手口で500万円をだまし取った疑いで去年逮捕されていました。
警察は共犯事件のため2人の認否を明らかにしていません。
警察は他にも同様の手口による余罪があるとみて捜査しているほか、騙し取った金の使い道なども調べています。