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統合新病院 スケート場一帯案の配置判明 立体的な公園も

2024年8月28日 18:34
統合新病院 スケート場一帯案の配置判明 立体的な公園も

統合新病院整備場所の決定が「今月中」から「来月中」に延期されました。一方スケート場一帯案の病院や駐車場の配置案が判明し、立体公園の構想もあることが関係者への取材でわかりました。

統合新病院の整備場所を巡っては青い森セントラルパークと県営スケート場一帯の2つの案を中心に検討が進められています。費用などの考え方を巡り県と青森市の意見が異なる中トップ会談が非公開で開かれました。この中で整備場所の決定は今月中から来月中に延期することが決まりました。理由は周辺住民の意見を聞く場を設けたり有識者の議論に時間が必要なためとしています。

★宮下知事
「外部有識者の判断をしっかりと聞くことができるという意味では1か月程度あれば論点が整理できる」

市は来月1日スケート場一帯案について浜田地区の住民を集めて直接意見を聞きます。

★青森市 西秀記市長
「地域住民の方からはいきなりそういう話が出てきたので細かい話を聞きたいという声はありました そこはしっかり丁寧に対応していきたい」

ところでスケート場一帯案について県が検討を進めている病院の配置案が関係者への取材で明らかになりました。
東側にあるサンドームとスケート場の大部分の土地は「病院棟・医療機能・駐車場ゾーン」となります。
そして西側の浜田中央公園とスケート場の一部の土地は「公園・医療関連ゾーン」とします。「公園・医療関連ゾーン」には医療関連の機能も持たせた立体的な公園を作ります。
また住民の意見を踏まえ現在の公園にある多目的広場やバスケットコート、それに噴水や遊具などを整備する方針です。公園にある調整池機能も残す方向です。
また移転が必要になる市のサンドームは県が費用面も含め市に協力するとみられています。
整備場所決定が遅れていることに市議会は…。

★自民クラブ 小豆畑緑議員
「大きな施設が来る訳ですので地域住民の方々の意見を大事にしながら検討していっていただきたい」
★市民クラブ 木下靖議員
「議論する時間は十分ではないのかなと」
★創成会 里村誠悦議員
「(9月に持ち越しとなったのは)良いのではないですか議員も市民も関心が高いので 大切なのは中身だと思います」

市民は…。

★市民は
「ちょっとそれは残念に思います 早く作ってほしい決まってほしいです」
「慎重にやってほしいと思います やっぱり疑問とかここだめなんじゃないかとかあったら問題解決していった方が良いので延びたことに関しては仕方ないのかな」

宮下知事は2032年10月としている開院目標時期に影響はないとしています。

一方、県立中央病院の昨年度の決算見込みが発表され単年度の収支を示す純損益は17億円あまりで、前の年度から21億円減少し13年ぶりの赤字となりました。要因は新型コロナウイルスの5類移行後の病床確保交付金や入院患者の減少などによるものだということです。

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