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大雨被害から1年 爪痕残り早期の復旧臨む 深浦町

2024年7月15日 19:08
大雨被害から1年 爪痕残り早期の復旧臨む 深浦町

去年7月深浦町の国道で土砂崩れが起きた大雨から1年が経ちました。
町内では再発防止に向けた作業が続いています。

去年のきょう深浦町では7月の観測史上最大の大雨が降り大間越地区で大規模な土砂崩れが発生。
国道101号が一時通行止めとなりました。あれから1年…
★青森放送 甲地壮起 記者
「大規模な土砂崩れが発生した現場では再発防止のため高さおよそ3メートルの壁が作られています」

現場では72メートルにわたってコンクリートの壁の整備が進められています。
土砂を防ぐため上には高さ3メートルの柵も取り付け10月には完成する見込みです。

★近くの住民
「いずれできればわれわれとしても大変ありがたいと思います」

いっぽうまだ爪痕が残る所も。
町内の追良瀬川では1年前護岸2か所が大きく崩れ用水路に水をくみ上げる「頭首工」5か所が壊れましたが、まだ復旧していません。
近くの水田などには応急措置としてポンプを使って水を運んでいます。
近くの養殖施設では、サケの育成に川の水を使っています。
ポンプを使うには電気代などがかかるため頭首工の復旧を望んでいます。

★追良瀬内水面漁協 福沢眞一 組合長
「工事のほうを早くやってもらわないとサケの放流に当然影響があるので組合としても大変ですよね」「また水害にあわなきゃ良いなと思っています」

追良瀬川周辺の復旧について深浦町は早くても来年度いっぱいはかかるとしています。

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