統合新病院の整備場所を巡り県が新しい案を示したことを受け青森市の検討会議が改めて開かれました。概算経費や渋滞の根拠など県に詳細なデータの開示を求める声が相次ぎました。

整備場所について県は有力視されてきた青い森セントラルパークに加え、新しく「県営スケート場一帯案」を提示し、広く、経費が少なく、アクセスが良いスケート場案は「一定の評価ができる」としています。
一方、市は疑問点が多いとしてスケート場案に同意していない状況です。市の検討会議では一度12人中8人のメンバーが「セントラルパークが望ましい」とする結論を出していますが県の新しい案を受け改めて協議をし結果を県側の有識者会議に示す方針です。県の案にメンバーは…。

★県不動産鑑定士協会　最上伸子 監事
「有効活用されていない公有地が（これまでは）検討の対象になってきていて、県から出された案は有効活用されているところですよね？　違和感を感じます　私たちが何回か話し合った結果はなんだったんだろう」

★県建築士会　工藤真人 副会長
「浜田中央公園の方に病院を設計するとしたらどういうふうに設計するのかちょっとやりづらい整形の土地のほうが新たに建てる場合はお金がかからないのでは」

メンバーからは県の案の概算経費や渋滞予測について詳しいデータが示されていないとして前提条件や数値の根拠を示すよう求める声が相次ぎました。

★青森市の検討会議　足達健夫 座長
「次回の会議でデータを見つつ議論を始めるということになるが議論の行方も今の私には現時点でどうなるかわからないので　何ともわからない」

★青森市　西秀記市長
「拙速感、唐突感は否めない訳ですが詳細なデータが出てくれば改めて検討することになる」

次回は今月29日より詳しい資料を示した上でどちらの候補地が望ましいか意見を確認するとしています。