松山市中心部にサルが出没 いまだ捕獲ならず 秋から冬にかけ活発に…もし遭遇したらどうする?
10日朝、松山市中心部にあるスーパーマーケットの敷地内にサルが出没しました。警察などが捕獲作業にあたりましたが、サルは現場から逃走、現在も捕獲には至っていません。
記者リポート:
「私の後ろに見えます、渡り廊下の上の部分にサルがいるということです。現在警察などが対応にあたっています」
網を手に、捕獲にあたる職員。現場が緊張感に包まれる中…
記者リポート:
「建物の3階付近でしょうか、サルが寛いでいます」
配管の上を歩いたり…寝そべったり、くつろぐ一匹のサル。
通りがかりに目撃した人:
「いやー大きい、野生の猿ですね。(松山で)野生の猿が出てきたとかは聞いたことがない。どこから来たんでしょうね」
きょう午前8時40分ごろ、松山市宮西のフジグラン松山にサルが出没したと警察に通報がありました。警察や県の職員などが出動し、駐車場の渡り廊下付近にいたサルの捕獲にあたっていましたが…
午前10時半ごろ、サルは現場から隣の住宅地に逃げ込みました。
警察は、近くの住宅や保育園などに外に出ないことや、窓を閉めるなどの注意を呼びかけます。
現場近く小学校の校長:
「ちょっと様子を見る形で。状況を把握して子供の安全を確認するために」
通行人の女性:
「網持ってるし何だろうと思ってただ事じゃないと思って。こわいです」
警察などは、その後も捜索を続けましたが、未だ捕獲には至っていません。
警察によると、現在のところ、けが人はいないということです。
とべ動物園の獣医師の方に聞くと、先週木曜日にも松山市の二之丸でサルが目撃されていて、行動範囲などから、同じサルの可能性がある。サルは、秋から冬にかけての繁殖期に栄養を蓄えるために、餌を求めて行動が活発になるということです。
もし、サルに遭遇したら
・近づかない
・目を合わせたり、音を鳴らしたりして刺激しない
・その場から立ち去る
この3つを実践してほしいということです。
また、サルは大柄の男性に比べて女性や子どもを襲いやすく、特にサルの餌となるような食べ物を持っている場合は、見せたり近づいたりしないよう注意してほしいとしています。