愛媛県四国中央市で、男性がけん銃のようなもので撃たれ死亡した事件からきょうで1か月。指名手配されている男は県外に潜伏している可能性が高いとみられていて、県警はきょう、情報提供を呼びかける動画を公開しました。

この事件は先月14日、四国中央市の商業施設で、市内に住む49歳の男性がけん銃のようなもので撃たれ殺害されたものです。

警察は防犯カメラの映像などから、指定暴力団・池田組幹部組員の前谷祐一郎容疑者（62）を殺人の疑いで全国に指名手配しています。

事件から1か月となったきょう、警察は情報提供を呼びかける動画を作成し、ホームページやSNSなどで公開しました。

それによりますと前谷容疑者は身長163センチ、左手の薬指と小指が欠損しているということです。

捜査関係者によりますと、前谷容疑者は事件後、公共交通機関などを使い関西や中国地方などを転々としながら逃走していて、警察は県外に潜伏している可能性が高いとみて捜査しているということです。

警察はおよそ200人態勢で前谷容疑者の行方を追うとともに、引き続き広く情報提供を呼びかけています。