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コロナ禍乗りこえ1190人が新たな旅立ち…松山大学で卒業生に聞いた「いま、言いたいこと」

2024年3月19日 17:39
コロナ禍乗りこえ1190人が新たな旅立ち…松山大学で卒業生に聞いた「いま、言いたいこと」

5年ぶりの‟祝福の嵐”の中、新たな旅立ちです。きょう松山大学では卒業式が行われました。

きょう、卒業式を迎えたのは5学部6学科の1190人です。

松山大学 新井英夫学長:
「制約の多い、不自由な状況の中で皆さんが学問の継続に努力されたことに心から敬意を表します」

式では、新井英夫学長が式辞を述べたあと、卒業生を代表して経営学部経営学科の前田葵さんが答辞を述べました。

卒業生代表 前田葵さん:
「教室で講義を受けたり、友人と他愛ない話をしたり。そんな些細なことで当たり前の学生生活が送れていること、そしてそれが本当にありがたいことなのだと感じました」

ほとんどの卒業生が入学した4年前の2020年。世の中は、新型コロナの感染拡大真っ只中で、入学式は中止に。

2年生になった春、間隔をとってマスクをして…‟新2年生”として入学式を迎えました。

そして、きょう。卒業式会場に響いたのは、5年ぶりに出席が可能になった後輩や友達からの祝福の声です。

広島県で就職 藤井亮輔さん:
「ほんとにこんな良い後輩に恵まれて、いい人生を送れました!ありがとうございました!」

県内でアパレルスタッフに 槇尾和也さん:
「コロナ言い訳にせず、どの大学行こうがその場所で何したかやなとは思いました。あんまり学生っぽいことしてないなと思ってたんですけど、生きてれば素敵な花束くれる彼女もできますし、こういう友達もできますし。生きてるだけで丸儲けっすね」

篠崎永果さん:
「私は卒業後の職業がコロナ禍の時に出会えた職業なので、すごい貴重な時間だったなと思います。ネイルをしようと思って。外に出れない分、自分の身の周りで元気になるものをしたいなと思って」

新たな一歩を踏み出す卒業生に、「いま、言いたいこと」を聞きました!

東京で就職 武智由貴さん:
「4年間通わせてくれた親に感謝と、一緒に楽しく過ごせた友達にありがとうって言いたいです」

県内で公務員に 松村竜都さん:
「どんだけ人に埋もれても、絶対に幸せをつかみ取るぞ!」

県内で就職 正岡諒大さん:
「来年から愛媛で働くんで、僕の世代で愛媛を変えたいと思います。古き良き文化を残し、かつ最先端な素晴らしい愛媛をつくっていきたいと思います」

松山大学によると文系4学部の就職内定率は93.1%で、全体のおよそ半数が愛媛県内の企業に内定しているということです。

コロナ禍を乗り越えた皆さん、ご卒業おめでとうございます!

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