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今シーズン一番の寒波で県内は…今夜遅くにかけて南予で大雪も 路面凍結に注意【愛媛】

2024年1月24日 18:30
今シーズン一番の寒波で県内は…今夜遅くにかけて南予で大雪も 路面凍結に注意【愛媛】
24日午前7時頃 大洲市内

今シーズン一番の寒波により雪に見舞われた県内は、南予だけでなく東予でも雪による影響が出ました。

雪のピークは過ぎましたが、南予では、今夜遅くにかけて、大雪となる所があるほか、冷え込みによるあす朝の路面の凍結などに注意が必要です。

昨夜の大洲市内です。

四国の上空およそ5500メートルにマイナス30度の寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置となりました。

JR伊予大洲駅前も、まるで雪国のような光景に…

夜が明けると、大洲のまちは一面、雪化粧。

松山地方気象台によると、県内では、きょう午前9時までに久万高原町久万で7センチ、西予市宇和で2センチの積雪を観測しました

登校する小学生たちはとっても寒そうですが…

男子児童:
「友達と遊んだりできて楽しかった。雪合戦とか。寒いけど雪が降るのは嬉しい」

一方、大人は大忙し。小学校の前では、先生たちが雪かきに追われていました。

先生:
「子どもたちが安全に登校できるようにしている。寒い。だいぶ降ったなと」

近くの道路では、凍結防止のため融雪剤をまく作業員の姿も…

建設会社の作業員:
「寒い。でも事故が無いように頑張ってまいてみたいと思う。芯から冷える」

一方、けさの最低気温が氷点下0.4度と今シーズン最低を記録した宇和島。

中井記者:
「宇和島市内に駐車してある車なんですが、雪下ろしをしないととても乗れない状態です」

積雪の影響で通勤通学の足が乱れました。

通学中の生徒:
「いつもは汽車です。途中まで親の車で来ました。大変です」

宇和島市役所でも職員が駐車場の雪かきにあたっていました。

こんなところにも、雪の影響が出ていました。

中井記者:
「宇和島市の道の駅の産直市です。雪の影響でしょうか、お客さんの数は少ないです」

こちらの産直市によると、雪の影響でけさの野菜や果物などの入荷は通常の1割程度、午前中の来客も通常の1割程度だったといいます。

買い物客:
「ハクサイがあればいいんやけど。出荷の人も持ってくるん大変やけんねきょう品物が少ない」

今回の雪により、交通機関にも影響が出ました。

JR予讃線は、松山-宇和島間の特急列車が上り下りともに1便が運休したほか、新居浜と伊予三島間で普通列車が上下1便ずつ部分運休しました。

高速道路は、松山自動車道の伊予ICから西予宇和ICの区間で上下線とも通行止めとなりました。

県内の雪のピークは過ぎたものの、四国中央市ではこんな光景も。

水口気象予報士:
「前のトラック。チェーン」
安庭カメラマン:
「あ、本当だ」

取材班の目の前ではアイスバーンとなった路面にタイヤを取られ、トラックが立ち往生していました。

トラックの運転手:
「ゆっくりここまで上がってきたら、前で乗用車が斜め向いて止まってしまったので。少しでも動いたら車がトレーラーなのでくの字に曲がってしまう。ここのアイスバーンの何メートルかだけチェーン巻いて」

県内はあすも冷え込む見込みで、新居浜では氷点下1度、松山でも0度となる予想です。特に雪の降った地域では、路面の凍結によるスリップなどに十分な注意が必要です。

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