新設の放射線防護施設で作動チェック・中村知事「心強く思っている」愛媛県原子力防災訓練
伊方原発での重大事故を想定した大規模な防災訓練がきょう伊方町などで行われました。
県の原子力防災訓練は地震により、伊方原発3号機から放射性物質が漏れ出したという想定のもと行われました。
伊方町の放射線防護施設「佐田岬防災センター」では訓練に参加した住民が室内の気圧を高め外気の流入を防ぐ装置が正しく作動するかなどを確認しました。
この施設は住民の一時避難場所として先月新たに設けられ、放射性物質の侵入を防ぐほか、一週間分の水や食料などが備えられています。
中村知事:
「いざという時の備えは怠りなくやっていることも確認できて本当に心強く思っている。(訓練の)経験値を地区ごとに持ち帰って地区ごとの訓練に繋げていくのを積み重ねていくのが良いのではないかと思う」
県は今後、訓練結果を検証し原子力災害が発生した際のスムーズな住民避難につなげたいとしています。