相談件数は過去最多…児童虐待に迅速な対応を 警察や児相が合同訓練
年々相談件数が増加傾向にある児童虐待に迅速に対応するための訓練が行われました。
県警察学校で行われた訓練には、警察官や児童相談所の職員らあわせて33人が参加しました。
訓練は周辺住民からの情報をもとに、女性が子どもの目の前で内縁の夫から暴力を振るわれている恐れがあると判断。関係機関が協力して立ち入り調査をするという想定で行われました。
子どもの前でDVが行われ心理的な虐待につながるケースは、近年全国的に増加傾向にあると言います。
県内でも、ことし児童虐待の恐れがあるとして県警が児童相談所に通告した児童1002人のうち、心理的虐待によるものは7割にのぼるということです。
職員らは夫婦から別々に事情を聴くなど、子どもの安全を確保する手順を確認していました。
県内の児童虐待の相談件数は社会的関心の高まりなどを背景に、11年連続で過去最多を更新しています。
虐待に関する相談は専用ダイヤル189番で受け付けています。