コロナとインフルエンザ「入り混じってピークに達している」対策は?
「入り混じってピークに達している」と医師が語る、新型コロナとインフルエンザ。依然、愛媛県内でも高い水準で感染が続く中、改めて私たちが気を付けるべきことは…
0歳から6歳までの乳幼児およそ450人が通う、松山市内の認定こども園。
思いっきり遊んだ後は…
先生:
「指と指の間も親指と手首もしっかり洗うようにしてください」
しっかり手洗いしたあと、ひとりひとりアルコール消毒を行います。
松山認定こども園星岡看護師 井上圭さん:
「外から帰ってきたときと食事の前、確実にみんながひとりひとり消毒ができるように椅子に座って先生が消毒をひとりひとりする」
県が発表した、先月22日からの1週間で確認された、県内の感染症の患者報告数。
新型コロナは4週連続の増加。インフルエンザは注意報レベルが続いていて、特に5歳~9歳が患者全体の4割を占めています。
松山認定こども園星岡看護師 井上圭さん:
「大きい園になるので子どもたち少しでも感染すると感染拡大につながるので」
こちらの園では家庭内からの感染の持ち込みが少数ながら発生していて、細心の注意を払っているということです
「感染症の人数が少しでも多くなるとパーテーションで流行を防止する」
状況を見ながら、給食の時間はパーテーションを設置したり…
園内の感染状況をすぐに保護者たちにも共有し対策意識を持ってもらうなど、コロナ禍で学んだことを活かしながら、対策にあたっているといいます。
さらに…
「(新型コロナで)普段からマスクしたり免疫力がつきにくい時代の子どもたちなので、遊びをしながら体力をつけて免疫力もつけていく」
体づくりの時間もしっかり設け免疫力を養っています。
「園児も保護者も職員もみんながひとつに意識がついて感染を流行させないように気を付けてくれている」
松山市内の医療機関では…。
北吉田診療所 村田克敏医師:
「1月中旬以降徐々に増えてきて、今は(コロナとインフルエンザ)両方が入り混じってピークに達している。大人はコロナの人が多くて子どもはインフルエンザが多いような感じがする。まだ寒さが続きますのでどちらも増加する傾向にあるのでは」
この日も多くの人が風邪の症状を訴え、検査や診察に訪れていました。
最近増えているのが…。
「同時にという人もいるし2,3日空けて順次受けにくる。引き続いて熱が出ましたと」
家庭内での感染です。村田医師は家庭での感染を防ぐのは難しいとした上で、今後の拡大を防ぐためにこう呼び掛けます。
「インフルエンザは子どもが感染して大人にうつすというパターンだが、コロナは大人が感染して子どもにうつすというパターンは変わっていない。マスクの着用は一番の感染予防効果があるのではないかと思うので、人混みに出るとき対面で会話をするときなどはマスクをした方が安全。マスク着用を励行することによってかなり防げるのでは」