今治の山火事発生から22日 今治市と西条市が「鎮火宣言」県内で平成以降最悪の規模【愛媛】
発生から22日。先月発生した今治市の山火事について、火が完全に消し止められたとして今治市と西条市はきょう、鎮火を宣言しました。
先月23日に発生した山火事では今治市と西条市の山林を焼失したほか、今治市内では飛び火によって民家や倉庫などあわせて21棟の建物が被害を受けました。
その後、先月31日に今治市と西条市は火が拡大する恐れがなくなったとして鎮圧を発表、その後も消防が熱源や延焼状況を確認するなど、鎮火に向けた活動を続けていました。
火災発生から22日。今治市は、今月2日以降、熱源は確認されなかったことから、完全に火種が消失したとしてきょう午後3時に「鎮火」を宣言しました。
また同じく西条市も鎮火を宣言しています。
山火事発生直後、火がすぐ近くまで迫り、一時休業を余儀なくされた道の駅。その後、施設を消防の現場指揮本部として開放しました。
道の駅 今治湯ノ浦温泉 村上みお駅長:
「ああ終わりだって。命が助かったと同じくらい嬉しいことなので、GWに皆さん迎えられるくらい、それまで頑張っておこうと思いました」
そう話していた村上さん。きょうの鎮火の発表を受け…
「長かったなて思います。本当に随分前のことのような気がします。GWに向けてよりいつも以上に元気に明るい道の駅でいますので、皆さんここにホッとしに来てくれたらいいなと思います」
今回の山火事の焼損面積は、今治市と西条市あわせておよそ442ヘクタール。県内では平成以降最悪の規模となっています。
今治市は引き続き山火事が発生した原因について調査していくということです。