MICE誘致めざす県民文化会館南側の県有地 参加表明の2事業者が提案断念…県が計画見直す方針
愛媛県が国際会議場などの誘致を目指す県民文化会館南側の土地。県は計画を見直す方針を示しました。
松山市の県民文化会館南側の県有地をめぐっては、去年県が、国際会議場などMICE機能を持った施設の誘致を目指して、民間から事業協力者を募集。
しかし、去年秋の最初の募集では実現性のある提案はなく、今年春に再募集をしていました。
きょう会見を開いた中村知事は、再募集に参加表明していた2つの事業者から建築資材費の高騰や人手不足などを理由に、提案を断念すると連絡があったと明らかにしました。
中村知事:
「現スキームでの事業協力者募集を中止することとしまして、今一度、民間事業者が参入しやすい事業スキームを再検討したいと思います」
これを受けて県は、MICE機能を持つ施設の誘致を目指す一方、募集要件や費用負担のあり方を一度白紙に戻し、計画を再検討するということです。