旧ビッグモーター平井店前で枯れた街路樹の原状回復工事始まる
中古車販売店 旧「ビッグモーター」の愛媛県内にある2つの店舗前の街路樹が枯れるなどした問題。除草剤の成分が確認された松山市の旧平井店前では、昨夜から街路樹の原状回復工事が始まりました。
国土交通省では去年8月、中古車販売店旧「ビッグモーター」の店舗前に植えられた街路樹が不自然に枯れるなどしていることを受け、土壌調査を実施。その結果、県内では伊予市にある「松前店」と松山市にある旧「平井店」の土壌から、除草剤に含まれる「グリホサート」などの成分が検出されていました。
国土交通省・松山河川国道事務所は作業の準備が整ったことから、昨夜から松山市の旧「平井店」前の歩道、230メートルの範囲で土の入れ替えやツツジ414本を植えこむなどの原状回復工事を始めました。
松山河川国道事務所によると、除草剤の成分が検出された「松前店」についても今月中旬から工事を開始する予定だということです。
なお、この2店舗に関する街路樹の原状回復費は去年11月、旧ビッグモーター側から1100万円余りが松山河川国道事務所に納付されています。