折れた針に感謝込め 松山市の専門学校で「針供養」縫製の上達を願う
1年を締めくくる「こと納め」の日を前に、松山市の専門学校で針供養が行われました。
松山デザイナー専門学校で行われた「針供養」に参列したのは、デザイナーやパタンナーを目指して服作りを学ぶ学生たちです。
学生たちは、授業や作品制作でほぼ毎日針を使っていて、学校では、折れたり古くなったりした針に感謝を込めて供養し、縫製の上達を願おうと創立した年から「針供養」を行っています。
きょうは千秋寺の住職がお経を読み上げたあと、学生たちがよこ23センチ、たて14センチの特注のこんにゃくに針を刺して焼香しました。
ファッションクリエイター学科2年 野本愛華さん:
「布をつなぎ美しい仕上がりを支えてくれている針があってこそ、私たちは服作りという好きなことに励むことができています」
供養した1112本の針は、松山市・正宗寺の針塚に納められるということです。