愛媛県立高校一般入試 全日制の最終志願倍率は0.92倍で11年連続の定員割れ
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愛媛県立高校一般入試の志願変更手続きが、きょう締め切られました。全日制の最終志願倍率は0.92倍で6年ぶりに0.9倍を上回っています。
県立高校全日制の入学志願者は、定員の8590人を692人下回る7898人で、最終志願倍率は0.92倍と昨年度より0.05ポイント高くなりました。
11年連続の定員割れですが、最終志願率が0.9倍を上回るのは2019年度以来6年ぶりです。
県高校教育課は、文化・スポーツ活動の取り組みを活かし、中学校長の推薦書が必要ない「特色入学者選抜」を今年度新たに導入したことで、県立を目指す生徒が増えたのではないかと分析しています。
学校・学科別で最も志願倍率が高いのは、松山工業・建築科の1.75倍。
最も低いのは、東予の電気システム科と建設工学科でともに0.38倍でした。
普通科で最も高い倍率は、定員200人に対して242人が志願した伊予の1.21倍となっています。
県立高校の一般入試は来月6日と7日に行われ、合格者はそれぞれの学校で18日に発表されます。