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水泳授業中に児童がおぼれて亡くなった事故を受け 保護者説明会が開かれる【高知】

2024年9月2日 18:40
水泳授業中に児童がおぼれて亡くなった事故を受け 保護者説明会が開かれる【高知】
7月に水泳の授業中に高知市の長浜小学校の男子児童がおぼれて亡くなった事故で、9月1日に保護者説明会が行われました。

この事故は、7月に長浜小の4年生の男子児童が、南海中のプールで行われた水泳授業中におぼれて死亡したものです。
7月24日に開かれた第三者委員会では、長浜小が授業の前に測定した水位についてその後、南海中が給水したため事故の時は10センチ以上深いほぼ満水の状態だったことが報告されています。

9月1日に延期となっていた保護者対象の説明会が南海中で開かれ、46人が参加。高知市の松下整教育長や長浜小の中村仁也校長が事故の概要と経緯を説明しました。

保護者からは授業を始める前に測定した時より水位が上がり満水だったことや、おぼれかけた児童がいることを教員が確認していたにも関わらず授業が継続されたことについて問題視する声があがったということです。

長浜小の中村校長は「なんとか水泳授業を実施したいと思っていた。子どもたちからサインが出ていたにも関わらず立ち止まることが出来なかった」と述べ「申し訳ございません」と謝罪したということです。

説明会の後、松下教育長は「水かさが増えているということを認識したのであれば、そこで立ち止まり、やめることも含めて、それから南海中と協議をして、水かさのことについて話をするとかそういうことをするべきであった」と述べました。

説明会に参加した保護者は。

保護者
「実際に最初に言っていた水位でやってないんで、安全管理の感覚、保護者みんな言っていたが、なかったんだろうなと」
「二度とこのようなことが起こらないように、プール以外のこともしっかりやっていただきたいし、教育委員会は常にそういう指導を学校にしていってほしい」

事故については今年度いっぱい第三者委員会による検証が続けられます。
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