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保育施設で生後9か月の女の子が死亡した事件 遺族側が損害賠償求めるも棄却【高知】

2024年9月3日 18:43
保育施設で生後9か月の女の子が死亡した事件 遺族側が損害賠償求めるも棄却【高知】
2017年に高知市の認可外保育施設でうつぶせで眠っていた生後9か月の女の子が心肺停止になり死亡し、遺族が施設側に損害賠償を求めた裁判で、高知地裁は9月3日に原告の訴えを棄却しました。

この裁判は2017年1月、高知市の認可外保育施設でうつぶせで眠っていた生後9か月の女の子が心肺停止になり死亡し、遺族側が施設側に約4400万円の損害賠償などを請求していたものです。

原告側は被告に対し、女の子の状態を5分または10分おきに確認する義務があったことや、乳幼児を見守るためのセンサーを使用する義務があったことなどを主張していました。

3日の判決で佐々木隆憲裁判長は、被告は5分または10分おきに状態を確認することを義務付ける法令上の根拠が見当たらないことや、乳幼児を見守るセンサーの使用についても設置を義務付ける法令上の根拠が見当たらないことなどを理由に原告の請求をすべて棄却しました。

原告側は控訴するかどうか検討中としています。
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