非常に強い台風10号が近づくのを前に、高知市のナシ農園では8月27日朝、収穫前のナシを守ろうと生産者が強風対策に追われていました。

警報級の風が吹く可能性が高い台風10号。高知市針木で特産の新高梨を育てている農園では27日朝、強風で実が落ちないよう農園の周りに防風ネットをかける作業に追われていました。

生産者の池田和徳さんは、1ヘクタールあまりの農園で約4万個のナシを育てています。

例年、あと1か月ほどで収穫を迎える針木の新高梨。池田さんによりますと、今年は猛暑の影響もあり去年よりやや出荷量は落ちるものの、このまま順調に育てば糖度が高く甘味のあるナシになりそうだということです。

ゆっくりとした速さで県内に近づきつつある台風10号。生産者にとっては台風が過ぎ去るまで心配の日々が続きます。