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統一教会に解散命令 被害を訴えてきた男性が会見『問題の解決に向けて極めて重大かつ積極的な影響を与える』【高知】

2025年3月25日 9:41
統一教会に解散命令 被害を訴えてきた男性が会見『問題の解決に向けて極めて重大かつ積極的な影響を与える』【高知】
東京地裁は3月25日、世界平和統一家庭連合いわゆる統一教会に対し、教団の解散を命じる決定をしました。
実名を公表し、旧統一教会の被害を訴えてきた高知県南国市の男性が会見を開き「解散命令は問題の解決に向けて極めて重大かつ積極的な影響を与えるものだ」と述べ、今後も損害賠償請求を求めていくと呼びかけました。

2022年に旧統一教会の被害を訴え、県内で被害者の会を立ち上げた南国市の橋田達夫さん(67歳)。3月25日に高知市で支援者とともにテレビの前で司法の判断を待ちました。
午後3時すぎ。解散命令の速報が流れると、笑顔がこぼれ支援者と手を取り合って喜びました。

■旧統一教会の被害者と支援者の会・高知 橋田達夫さん
「努力が実りました。まだまだこれから前に進んでいく。まだまだ終わったわけじゃない。これからがスタート。これから高知の家庭教会に対してきちんと謝罪を求めていく」

県内で被害者の会を立ち上げた橋田さん。元妻が旧統一教会いまの世界平和統一家庭連合に約30年前に入信。1億円以上を教団側に献金し家庭の崩壊を招いたとして被害を実名で訴えてきました。

午後4時、橋田さんは県政記者室で支援者らと会見に臨み、旧統一教会に対する声明を発表しました。

■橋田さん
「本日、東京地裁が統一教会に対して解散命令を出したことは統一教会問題の解決に向けて極めて重大かつ積極的な影響を与えるものであり、心から歓迎します。統一教会は解散命令を真摯に受け止め、全国のすべての被害者に対して経済的、精神的被害を与えた責任を認め、謝罪し、賠償責任を果たすことを求めます」

橋田さんは声明の中で、全国の被害者に対していま旧統一教会との戦いに立ち上がろうと呼びかけました。

■橋田さん
「協会幹部に騙され、財産を失い家庭を崩壊させられた皆さん、生まれた時から人権侵害を受けてきた二世の皆さん、統一教会とのたたかいに共に立ち上がりましょう。一緒に声をあげましょう」

一方、教団側は即時抗告する方針を示していて、解散命令確定まではまだ長い道のりとなりそうです。

橋田さんは解散命令が出たからといってこの問題が終わったと思わず、これまで以上にこの問題に注目し続けて欲しい。統一教会問題の全面的解決に向け力を貸して欲しいと訴えました。
最終更新日:2025年3月25日 10:01
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