肉用牛の飼料価格の高騰が続いて生産者などの経営を圧迫するなか、高知県内の家畜市場を活性化させようと県内で繁殖・飼育された肉用牛の品評会と競りが7月1日に高知市で初めて開かれました。

高知市の高知県食肉センターで開かれた第1回県肉用牛部会牛肉枝肉共励会には、県内で繁殖・飼育された赤毛和牛10頭、黒毛和牛6頭の枝肉が出品され、受賞した生産者や繁殖農家に賞状が贈られました。

この共励会は肉用牛の飼料価格の高騰が続き生産者などの経営を圧迫するなか、出品を県内で繁殖・飼育された牛に限定することで県内に2か所ある家畜市場を活性化させようと、今回初めて開かれました。

表彰式の後、出品された枝肉の競りが行われ県内外の約20人のバイヤーが競り落としていきました。

県肉牛用部会によりますと、最高評価を受けたA5ランクの赤毛和牛は去年より約450円高く、1キロあたり3515円の値がついたということです。