香南市出身の山師・ウッドアーティスト『髙橋成樹』東京での初パフォーマンスに密着【高知】
高知県香南市出身の山師でウッドアーティストの男性が東京の人気ホテルで作品を作るパフォーマンスを行いました。
作品が生み出される様子を見てもらい自分の大好きな木や山に興味をもってもらいたい。
その思いは、都会の人たちにどう響いたのでしょうか。
3月13日午前6時の東京渋谷。
早朝のひんやりとした空気を纏うまだ静かな大都会にトラックの轟音を響かせてやってきたのは香南市のウッドアーティスト髙橋成樹さんです。
到着したのは神宮前にあるホテル。高知を出発し、約18時間徳島からフェリーに揺られてはるばるトラックでやってきた理由はこの荷台にあります。
ヒノキの丸太と―丸太を回転させて削るためのウッドターニング。男性3人がかりで慎重に下ろしていきます。ラウンジに運び込むのも一苦労です。
髙橋さんは香南市出身の27歳。
間伐などをして森林環境を整える「山師」と呼ばれる仕事をする傍ら、ウッドアーティストとして香南市野市町を拠点に作品を生み出しています。自身が切り出した木や廃棄直前に譲り受けた木を使ったスツールやローテーブルなどの作品の数々は歪みや亀裂をそのまま残しそれぞれの“木の個性”を繊細に映し出します。
今回、髙橋さんがやってきたTRUNK(HOTEL)CAT STREETは宿泊施設でありながら様々な文化や芸術の発信拠点としても注目されている施設です。
髙橋さんの活動を知ったホテル側から依頼があり、去年12月から3月16日までホテルのラウンジに髙橋さんの作品が期間限定で展示されていました。天井から作品をつるすなど独創的な見せ方です。
さらに、この日から3日間はラウンジの一角にあるガラス張りの部屋で作品制作の様子をお客さんに見てもらうライブパフォーマンスが企画されました。
パフォーマンスとして人前で削るのは初めてのこと。東京で“高知の木”から作品を生み出します。
今回の企画の仕掛け人でもあるTRUNK(HOTEL)の曽我祐市さんも髙橋さんのパフォーマンスに期待しています。
午後1時。いよいよライブパフォーマンスが始まります。
いつも通り集中して木と向き合う髙橋さん。
飛び散る木屑を浴びながら自身の代表作、ケーキスタンドを削り出していきます。
ラウンジで寛いでいた人たちも突然木を削り出した若者に目を奪われます。
集まる視線には目もくれず木に導かれるように約1時間で2つの丸太を削りました。
髙橋さんのパフォーマンスを見て作品に興味を持った人も。
Web広告の映像制作をする会社の男性。髙橋さんの活動はSNSを見て知っていましたが髙橋さんの作品は持っていませんでした。
パフォーマンスを終えてガラス張りの部屋から出てきた髙橋さんに話しかけた男性は展示してあった作品を購入することにしました。
購入した椎(シイ)の木のテーブルはパソコンなどの機材が並ぶオフィスに設置されました。
これまで出来上がった作品を手に取ってもらうことはあっても、どんな木からどうやって作品が生み出されるのか見てもらう機会はなかった髙橋さん。
今回のパフォーマンスは山や木に、もっと興味を持ってもらうための大きな一歩になりました。
香南市のウッドアーティスト髙橋成樹さん(27歳)。
これからも高知を拠点に山に入り、木を削り作品を通して多くの人に高知の自然を発信し続けていきます。
作品が生み出される様子を見てもらい自分の大好きな木や山に興味をもってもらいたい。
その思いは、都会の人たちにどう響いたのでしょうか。
3月13日午前6時の東京渋谷。
早朝のひんやりとした空気を纏うまだ静かな大都会にトラックの轟音を響かせてやってきたのは香南市のウッドアーティスト髙橋成樹さんです。
到着したのは神宮前にあるホテル。高知を出発し、約18時間徳島からフェリーに揺られてはるばるトラックでやってきた理由はこの荷台にあります。
ヒノキの丸太と―丸太を回転させて削るためのウッドターニング。男性3人がかりで慎重に下ろしていきます。ラウンジに運び込むのも一苦労です。
髙橋さんは香南市出身の27歳。
間伐などをして森林環境を整える「山師」と呼ばれる仕事をする傍ら、ウッドアーティストとして香南市野市町を拠点に作品を生み出しています。自身が切り出した木や廃棄直前に譲り受けた木を使ったスツールやローテーブルなどの作品の数々は歪みや亀裂をそのまま残しそれぞれの“木の個性”を繊細に映し出します。
今回、髙橋さんがやってきたTRUNK(HOTEL)CAT STREETは宿泊施設でありながら様々な文化や芸術の発信拠点としても注目されている施設です。
髙橋さんの活動を知ったホテル側から依頼があり、去年12月から3月16日までホテルのラウンジに髙橋さんの作品が期間限定で展示されていました。天井から作品をつるすなど独創的な見せ方です。
さらに、この日から3日間はラウンジの一角にあるガラス張りの部屋で作品制作の様子をお客さんに見てもらうライブパフォーマンスが企画されました。
パフォーマンスとして人前で削るのは初めてのこと。東京で“高知の木”から作品を生み出します。
今回の企画の仕掛け人でもあるTRUNK(HOTEL)の曽我祐市さんも髙橋さんのパフォーマンスに期待しています。
午後1時。いよいよライブパフォーマンスが始まります。
いつも通り集中して木と向き合う髙橋さん。
飛び散る木屑を浴びながら自身の代表作、ケーキスタンドを削り出していきます。
ラウンジで寛いでいた人たちも突然木を削り出した若者に目を奪われます。
集まる視線には目もくれず木に導かれるように約1時間で2つの丸太を削りました。
髙橋さんのパフォーマンスを見て作品に興味を持った人も。
Web広告の映像制作をする会社の男性。髙橋さんの活動はSNSを見て知っていましたが髙橋さんの作品は持っていませんでした。
パフォーマンスを終えてガラス張りの部屋から出てきた髙橋さんに話しかけた男性は展示してあった作品を購入することにしました。
購入した椎(シイ)の木のテーブルはパソコンなどの機材が並ぶオフィスに設置されました。
これまで出来上がった作品を手に取ってもらうことはあっても、どんな木からどうやって作品が生み出されるのか見てもらう機会はなかった髙橋さん。
今回のパフォーマンスは山や木に、もっと興味を持ってもらうための大きな一歩になりました。
香南市のウッドアーティスト髙橋成樹さん(27歳)。
これからも高知を拠点に山に入り、木を削り作品を通して多くの人に高知の自然を発信し続けていきます。
最終更新日:2025年3月21日 19:01