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県展特選ギャラリー 『工芸』の作品を紹介【高知】

2024年10月18日 18:55
県展特選ギャラリー 『工芸』の作品を紹介【高知】
高知県民の芸術の祭典・県展。入賞作品や各部門の魅力をシリーズで紹介しています。
今回は「工芸」です。

第78回県展。今年は洋画・日本画・先端美術・彫刻・工芸・書道・写真・グラフィックデザインの8部門に1456人、2683点の応募があり、1044点が入賞・入選となりました。

入賞・入選作品は、高知市の県立美術館とかるぽーとの2つの会場で、無鑑査作家の作品などと合わせて1111点を展示しています。

「工芸」部門には焼き物や染物、木工作品など様々な作品が並んでいて、特選2点など入賞作品を含む128点と無鑑査や推薦の6作品が展示されています。
今年の特選は2点、どちらも初の特選に輝きました。

いの町の田村晴彦さんの『ふるさと』。和紙を幾重にも重ねて作り出した作品は、ふるさとを思う穏やかな空間を表現しています。

高知市の中屋登志枝さんの作品は、かすりの着物『花いちもんめ』。

そして、宿毛市の福島悠生サミュエルさんの『平和へのエスペランサ(希望)』は、新人賞と県美術振興会奨励賞のダブル受賞です。

県展無鑑査の川村雄二さんが今回出品した作品は、曲線の模様が美しい花を生ける器です。

第78回県展は、10月27日まで高知市の県立美術館とかるぽーとの2会場で開かれています。
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