新年度予算などを審議する高知市の3月議会が、3月4日に開会しました。桑名市長は歯止めがかからない人口減少に危機感を感じているとして、全庁を挙げて取り組んでいくと改めて決意を示しました。

高知市の3月議会では、2025年度の総額1640億円の一般会計当初予算案などが審議されます。
桑名市長は、2024年の高知市の出生数が前の年より116人減って1678人となるなど、人口減少に歯止めがかかっていないとして、さらに対策を加速化させるための経費を計上したと述べました。

主な対策として「シティプロモーション事業」で高知市の魅力を効果的に発信して移住者の増加を目指すほか、高知ユナイテッドと協力して試合観戦を通じた男女の気軽な出会いを促す交流会の開催などを計画しています。

◆桑名市長
「人口減少対策は待ったなしの状況であり、引き続き全庁を挙げてより効果的な施策の検討を進めながら既存事業とも組み合わせた重層的な支援策により、鋭意取り組んでまいります」

そのほか観光振興対策では今年が坂本龍馬生誕190年の節目となることから、県内外に広くPRして全国の龍馬ファンや観光客を呼び込みたいとしています。
高知市の3月議会は3月26日までです。