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『美味しいと気付くきっかけに』高知商業・ジビエ部が商店街で子ども食堂【高知】

2024年8月2日 18:42
『美味しいと気付くきっかけに』高知商業・ジビエ部が商店街で子ども食堂【高知】
高知市の高知商業高校の「ジビエ部」の生徒たちが、まちの活性化を目指して市内の商店街で子ども食堂を開きました。

7月27日に高知市の愛宕商店街の事務所で作業を行っていたのは、高知商業高校ジビエ部の部員3人です。
ジビエ部では野生の鳥獣による被害を地域の課題ととらえ、シカやイノシシの肉を活用した商品の開発や販売を行い被害を受けた森林の保護活動を支援する食育に取り組んでいます。

今年4月からは食育活動とともに地域課題の解決にも力を入れようと、空き店舗が増える高知市の中央卸売市場での商品販売を行うなど様々な形で活動を進めています。

今回、新たな取り組みとして愛宕商店街で子ども食堂を開くことにし、27日は午前9時から準備を進めました。提供するのは鹿肉を使ったカレーライス。鹿肉のほかにも県産のナスやじゃがいもがゴロっと入った食べ応えのある1品で子どもでも食べやすいよう甘口に仕上げ、サラダとゼリーがセットになっています。

高知商業ジビエ部・公家悠希 部長
「ジビエを今まで食べたことがある人で抵抗がある子には抵抗感を無くすきかっけにしてほしいし、今まで食べたことがないのであれば、ジビエっておいしいんだなというのを気付くきっかけにしてほしい」

子ども食堂は午前11時に開店。最初は人通りの少なさに苦戦し、大きな声で呼び込む場面も。
しかし、正午ごろになると車で前を通っていたという家族連れやジビエ部の活動を知っていてよく足を運んでくれる人などが訪れ、大人も子どもたちもおいしそうにカレーを食べていました。

高知商業ジビエ部では8月2日まで高知市役所にある「レストランせんだんの木」でジビエレストランを企画していて、3日には子ども食堂が開かれます。
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