四国新幹線の導入を目指し四国4県などでつくる期成会の大会が21日、東京で開かれ、予算措置などを国に強く求めていくことで一致しました。

　東京大会には4県の知事、副知事の他、経済団体などからおよそ600人が出席しました。大会では、四国経済連合会会長で期成会の長井啓介会長が「南海トラフ地震が差し迫る四国においては、災害強度に優れたインフラである 新幹線の整備が必要不可欠だ。」と訴えました。

　期成会では、2037年を四国新幹線開業の目標とし、瀬戸大橋を通る岡山ルートで優先的整備を求める方向で一致しています。大会では、国の来年度予算で、整備計画格上げに向けた法定調査実施のための予算措置を、国に対し求めていくことなどが提案され、全会一致で承認されました。

　また長井会長らは、この日、国土交通省を訪れ、小鑓隆史政務官に大会決議を伝えると共に、四国新幹線の実現に向けた一層の協力を求めました。