秋の火災予防運動期間中の死亡火災です。今日（11日）午後、香川県多度津町で、住宅と空き家の一部を焼く火事があり、1人が死亡しました。

　消防や警察によりますと今日午後1時前、多度津町西浜の住宅から煙が上がっているのを通行人が見つけ、119番通報しました。火元とみられる住宅1棟を全焼し、道路の向かい側にある空き家の玄関など一部を焼きました。

　火はおよそ2時間後に消し止められましたが、全焼した住宅の焼け跡から、性別の分からない1人の遺体が見つかりました。この家には、中村保弘さん67歳が1人で住んでいるとみられ、火事の後、連絡が取れていないということです。警察では遺体が中村さんとみて身元の確認を進めると共に、火事の原因を調べています。

　一昨日（9日）から全国一斉に秋の火災予防運動が始まっていて、消防が火の取り扱いや火の元の確認の徹底など、注意を呼びかけています。