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路線価 岡山県は3年連続上昇 香川県は32年連続下落も下落幅は縮小

2024年7月1日 18:55
路線価 岡山県は3年連続上昇 香川県は32年連続下落も下落幅は縮小

 土地の相続税や贈与税の基準となる路線価が発表され、岡山県は3年連続の上昇。一方の香川県は32年連続で下落しました。

 広島国税局によりますと、今年1月1日時点の岡山県の路線価は、およそ5700地点の平均変動率がプラス1.7%。3年連続で上昇しました。この内、最高の路線価は岡山市北区本町の市役所筋で、1平方メートル当たり179万円でした。

 全国の県庁所在地の中で14番目の高さです。伸び率は9.1%で全国3位です。不動産鑑定士によりますと、岡山市中心部の再開発やコロナの5類移行で上昇が続き、地方の周辺部の下げ止まりの傾向も見られたということです。また今年の春にハード面の復興を果たした倉敷市真備町は、マイナス0.8%で、3年連続の下落となりました。

 一方、高松国税局によりますと、今年1月1日時点の香川県の路線価はおよそ2400地点の平均変動率が、マイナス0.3%。1993年から32年連続で下落していますが、下落幅は去年より0.3ポイント縮小しています。

 この内、最高の路線価は11年連続で高松市丸亀町の高松丸亀町商店街で、1平方メートル当たり37万円でした。伸び率は2.8%で全国23位です。不動産鑑定士によりますと、高松市中心部ではコロナ禍から景気も改善し、利便性が高い地域でのマンション需要などが地価を引き上げたとしています。

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