養護老人ホーム職員 利用者の預り金着服 津山市
津山市の養護老人ホームで、職員が6年余りに渡って利用者の預かり金を着服していたことが判明しました。現時点で少なくとも58人の被害が確認されているということです。
預かり金の着服が判明したのは、津山市井口の養護老人ホーム「ときわ園」です。市や指定管理者の社会福祉法人「江原恵明会」によりますと、40代の男性職員が入所者から預かった通帳や印鑑を使って現金を引き出すなどして着服していたということです。
入所者の預かり金の管理を変更する際に出納簿を確認したところ、金額が合わない事に施設長が気付き、発覚しました。施設側によりますと、着服は2018年4月から今年7月まで、6年余りに渡って行われ、少なくとも58人の利用者が被害にあっていると言う事です。
男性職員は着服した金を自動車の購入やパチンコなどに使ったと話しているということですが、施設側は調査が続いているとして被害額を明らかにしていません。また職員については全額返済の意向を示している事から刑事告訴はせず、今月25日付で懲戒解雇する方針だとしています。