岡山市は、目標を2年先送りした放課後児童クラブの待機児童ゼロに向けて、民間事業者の新規参入を促すための費用などを盛り込んだ、およそ3億8000万円の補正予算案を発表しました。

（大森雅夫岡山市長）「民間の方にお願い出来ないか、ただ経営にも相当不安があると思う。そういったところを我々の方でサポートしていく。」

　岡山市の9月補正予算案は一般会計で総額4億500万円で、この内、放課後児童クラブの待機児童対策として、9割以上の3億7800万円を計上しました。

　放課後児童クラブの待機児童を巡っては、市は当初、来年度中のゼロを目指していましたが、想定以上のニーズの増加などから目標を2年先送りしました。このため今回の補正で、民間事業者の施設開設に関わる経費や運営費などの補助に3億3000万円。市が保有する敷地内で新たな専用施設の建設などに4800万円を盛り込み、2027年度の待機児童ゼロを実現させる計画です。