大規模災害に備え「トイレカー」導入 備前市
自走式の物では岡山県内で初めてです。備前市は、南海トラフ大地震など大規模災害に備えて、水洗式のトイレを搭載した「トイレカー」を導入し、今日(14日)披露しました。
導入されたのは2台のトイレカーで、備前市役所でお披露目の式典が行われました。軽トラックを改装した車両は、温水洗浄の便座がつけられた2台の洋式トイレが設置され、およそ200回使用出来るということです。この他、発電用の太陽光パネルやエアコンも備えられています。
去年1月の能登半島地震の被災地でトイレ不足が問題となった事を、避難所運営の支援にあたった市の職員が報告し、導入のきっかけとなりました。購入費用は2台でおよそ1800万円で、備前市によりますと、自走式のトイレカーの導入は県内で初めてということです。
市は今後、被災地支援だけでなく防災イベントなどでも活用し、市民の防災意識を高めたいとしています。