自民総裁選 上川外相は推薦人確保に公務の合間で奔走
自民党総裁選は、台風10号の影響で出馬表明を延期していた議員の会見は今後相次いで開かれる予定です。
一方、衆院静岡1区選出の上川陽子外務大臣は推薦人確保に向け奔走しています。
「ポスト岸田」をめぐる自民党総裁選にはこれまでに小林前経済安全保障担当大臣、石破元幹事長、河野デジタル大臣が正式に出馬を表明しています。
この3人を含め、総裁選出馬には10人以上の名前が挙がっていますが、3日以降、台風10号の影響で出馬会見を延期していた議員などが相次いで正式に立候補を表明します。
3日は林官房長官、4日に茂木幹事長、6日に小泉元環境大臣、9日には高市経済安保担当大臣がそれぞれ記者会見を開く予定です。
そうした中、総裁選出馬に意欲を見せている上川外務大臣は公務をこなしながら、立候補に必要な20人の推薦人集めに奔走しています。
2日も一日議員会館で、議員らと面会したほか電話するなどして支持を訴えていたということです
29日には上川大臣の支持者らが都内で会合を開き、総裁選への対応を話し合いました。
会合の後、上川大臣は報道陣の取材に応え、推薦人確保の状況について以下のように述べました。
(上川外相)
「特に推薦人の方になっていただくというのは、その方の政治家としての強い姿勢を示すものですので、大変重い決断であるということ。支持と推薦との間にこんなに大きなギャップがあるということも、改めて実感をしているところであります」
そして立候補時期については・・・
(上川外相)
「立候補の予定ということについては、20人の方の推薦が確定した段階で進めていくということですので、今まさに最後のラストスパートの、ゴールのテープ、これを切るところのあの直線まで行っているということ」
会合に出席していた盛山文部科学大臣は推薦人確保の状況についてまだゴールではないと述べました。
(盛山文科相)
Q.きょう(29日)いた人は全員推薦人になるという認識?
「きょういた人はそうだと思います。でもきょういた人、20人いませんからね。上川大臣を入れて10人かな、百里の道は九十里をもって半分となすって、そんな言葉を言う人もいますよね。そういう点で言うと、半分か半分いってないかなんじゃないの?」
自民党総裁選は9月12日告示、27日投開票です。