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【解説】寒波再来で真冬に逆戻りの県内各地…今後の見通しは?松浦悠真気象予報士が詳しく(静岡)

2025年2月18日 17:57
【解説】寒波再来で真冬に逆戻りの県内各地…今後の見通しは?松浦悠真気象予報士が詳しく(静岡)

(新静岡セノバ前から中継・松浦 悠真 気象予報士)
まず、衛星画像から振り返ってみます。日本海に、寒気の吹き出しに伴う筋状の雲が広がっていまして、その面積がだいぶ広くなっています。これが強い寒気が流れ込んできている証拠なんですね。過去のものと比較してみますと、バレンタインデー、14日の金曜日の時も同じように冬型だったのですが、その時は、この筋状の雲というのが、ほとんどなかったのです。実際この時は、静岡市では15度を超えまして暖かな一日となりました。一方できょう・18日は、このように筋状の雲が広がっていますし、大陸と雲の間の隙間、離岸距離という名前がついているのですが、この距離が狭ければ狭いほど、寒気が強いことを示しているのですが、今回は、かなり狭くなっていますので、非常に強い寒気が流れ込んできているということなのですね。

その寒気が、この先どうなっていくのかみていきますと、非常に強い寒気の目安である、上空1500メートル付近、マイナス9度以下(画面の図)に色をつけています。あす19日、あさって20日と、静岡県をすっぽりと覆う予想となっていまして、週末にかけての一連の寒波の中でも、特に強い寒気が、あさって20日にかけて入ってくるということになりそうです。金曜日になると、少し弱まりはしますけれども、まだまだ、この時期としては非常に強い寒気が居座るということになりそうです。

今後の最高気温の予想をみていいきます。特にあす19日は、18日よりさらに気温が下がりまして、最高気温が10度に届かないというところが多くなってきそうです。あさって20日・木曜日も同じくらいの気温となりそうです。強い冬型の気圧配置が続きますので、風が加わりますから、体感気温は、これよりも、もっと低くなりそうですから、しばらく万全の防寒が必要です。

最終更新日:2025年2月18日 17:57
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