静岡市葵区に住む80代の女性が現金2000万円とキャッシュカード2枚をだまし取られる被害にあいました。

警察によりますと、4月23日、静岡市葵区に住む80代の女性宅に、息子を名乗る男などから「会社の重要な書類を間違えて送った、支払いの書類があり、至急支払わなければならないのでお金を貸してほしい」などと電話がありました。女性は、翌24日、自宅近くに呼び出され、息子の上司の孫を名乗る男に、現金1500万円を手渡しました。さらに、4月25日に再び息子を名乗る男から「お金が足りない、キャッシュカードを貸してほしい」などと電話があり、息子の上司の孫を名乗る男に現金500万円とキャッシュカード2枚を手渡しだまし取られました。

女性は、29日に実の息子に電話をかけて被害に気づき、警察に通報したということです。

警察は、「代わりの者がお金を取りに行く」は詐欺で、そのような電話がかかってきたら「家族や警察に相談してほしい」と呼びかけています。