【判決】静岡・熱海市の自宅で妻の首をタオルで絞め殺害…被告の71歳の男に懲役6年(地裁沼津支部)
2023年9月、静岡・熱海市の自宅で妻の首をタオルで絞めて殺害したとされる男の裁判員裁判で、地裁沼津支部は懲役6年の判決を言い渡しました。
判決を受けたのは熱海市の無職で71歳の男の被告です。判決によりますと被告の男は2023年9月、熱海市伊豆山の自宅で、殺意をもって精神障害の疑いがある妻の首をタオルで絞めて殺害した罪に問われていました。
31日の判決公判で、地裁沼津支部の野澤晃一裁判長は、「被告人が被害者の問題を一人で抱え込み我慢をしてきたという経緯に同情の余地はあるものの、親族の助力を求めるなどの方策をとることもなく殺害を決意したのは短絡的で独善的。強い殺意による犯行」などとして、被告の男に、懲役9年の求刑に対し懲役6年の実刑判決を言い渡しました。