渡辺周衆院議員の車が1か月以上も無車検、無保険の状態だったことが判明し、この間に車を運転していた男性秘書が、14日までに道路運送車両法違反などの疑いで地検沼津支部に書類送検されたことが、関係者への取材で分かりました。

道路運送車両法違反と自動車損害賠償保障法違反の疑いで書類送検されたのは、衆院選静岡6区選出･立憲民主党・渡辺周議員の男性秘書です。関係者によりますと、渡辺議員の名義で所有する乗用車が、1か月以上にわたり、車検と自賠責保険が切れていた状態だったとみられ、その間にあたる2024年11月、男性秘書が渡辺議員を乗せ、静岡県内を走行していたことが確認されているということです。

渡辺議員は2024年10月の衆院選当選後、県東部を中心にあいさつ回りをしていて、男性秘書が渡辺議員を乗せて車を走行していたところ、警察官の職務質問をきっかけに、車検と自賠責保険が切れていることが発覚しました。渡辺議員は予定があったためタクシーを呼び現場を離れましたが、秘書には職務質問に、誠実に対応するよう伝えたということです。車検は2024年9月末で切れていたとみられ、車の管理は男性秘書に一任されていたということです。

渡辺周議員は、Daiichi-TVの取材に対し、「車検の案内は来ていたはずですが、当時、事務所は衆議院選挙の準備で慌ただしく、紛失したか、通知の存在を確認していませんでした。事務所全員が認識を改め管理責任と法令遵守を徹底します」などとコメントしています。