【熱海土石流災害】逢初川中流部の改良工事に着手 30年に1度の規模の災害に備える(静岡・熱海市)
2021年に発生した熱海市伊豆山の土石流災害で被災した逢初川の復旧を進めている県は、17日、河川中流部の改良工事を始めました。
工事が始まったのは、逢初川中流部の74メートルの区間です。
県は、逢初川の安全基準を災害後に、30年に1度の大雨にも対応できる水準に定め、2023年度から川の改修にあたっています。今回の中流部の工事は、これまで市道の下を流れていた川に「ボックスカルバート」と呼ばれるコンクリート製のトンネルを埋設して川幅を広くし、より災害に強い河川に改良するものです。
(熱海土木事務所 関野勇治 技監)
「これが完了することで35%の進捗になる。用地買収は完全に終わってないが、用地買収が終わったところから順次施工可能なところを工事を始めて、完成にむけて工事を発注していく」
工事は2025年9月までを予定し、その間、施工区域の市道は全面通行止めになります。
最終更新日:2025年3月17日 12:08